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詳細【憲法記念日に寄せて】
憲法の精神を地域の現場から――「蔵王福祉の森構想」とともに描く未来
本日5月3日は、「憲法記念日」。
1947年のこの日、日本国憲法が施行され、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義という三原則が新しい時代の礎として定められました。
この日を迎えるにあたり、私たちガイアグループは、憲法の理念に込められた「すべての人が平等に尊重される社会」の実現に向け、地域から果たすべき使命について、改めて深く考えています。
■「蔵王福祉の森構想」――いのちが響き合うまちをつくる
私たちガイアグループが中心となって進めている「蔵王福祉の森構想」は、自然と福祉、観光と暮らしを統合した、誰もが役割と尊厳をもって共に生きる社会の実現を目指す構想です。
その理念は、次の2点に凝縮されています。
- 母なる農村を守りながら、高齢者も若者も、障がいのある者も無い者も、誰しもが安心して暮らせるまちづくりを目指します。
- 役割を果たすことが生きる力の源と捉え、誰しもが生活の中で、その人に相応しい役割を果たせるまちづくりを目指します。
この理念のもと、私たちは宮城県南・蔵王エリアにおいて、農福連携、移住支援、空き家の活用、リトリート型施設の整備、そしてアルベルゴ・ディフーゾの展開など、多面的な施策を地域と連携しながら推進しています。
■「ガイア」の名に込めた思いと、地域への誓い
私たちが掲げる社名「ガイア」は、ギリシャ神話の大地の女神に由来します。そして同時に、地球そのものをひとつの生命体と捉える「ガイア理論」への共感を意味しています。
私たちはこの理論に基づき、地域を一つの生命系として捉え、自然環境と人間社会が共生しながら創発的に進化する仕組みを、実践的なまちづくりへと転化しています。
- 土地と人との新たな関係性を紡ぐ
- 地域の中に多様性と調和を育む
- 自らの存在意義(役割)を見出し、生きる力を取り戻す
これらの目標を、「蔵王福祉の森構想」を通じて実現することが、私たちガイアグループの使命であり、憲法の精神を地域に根づかせる道だと信じています。
■平和の礎の上に、共生の森を育む
平和とは、ただ争いがない状態ではありません。
すべての命が尊重され、誰もがその人らしく生きられる環境が整った状態こそ、真の平和です。
ガイアグループは、地域に根ざし、未来へつながる平和のかたちを築いていくリーダーとして、蔵王という大地に「共生の森」を育む挑戦を続けてまいります。
憲法記念日にあたり、私たちは日本という国の未来と、私たちの地域社会の未来が響き合いながら豊かに発展していくことを願い、その責任を全うすることをここに誓います。
どうぞ今後とも、ガイアグループの取り組みに温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
株式会社ガイア
代表取締役社長 相澤国弘・取締役一同