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詳細ニセコや白馬とは違う、ガイアグループが描く“もう一つの蔵王”
地域の手でつくる、福祉と観光の共生リゾート
北海道・ニセコや長野・白馬に代表されるような外資主導のリゾート開発が進む中、
私たちガイアグループは、そうした開発とは一線を画し、
地元住民と共に、蔵王の自然と福祉を活かした持続可能な観光地域づくりを進めています。
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1. 空き家の再生 × 分散型宿泊「アルベルゴ・ディフーゾ」
ガイアリゾートでは、蔵王山水苑や京急エコーランドなどの別荘地に点在する空き家や未利用資源を活用し、
それぞれが個性的な貸別荘として再生されてきました。
中心に管理棟や受付機能を置きながら、宿泊棟が周辺に点在するこの仕組みは、
イタリア発の分散型宿泊モデル「アルベルゴ・ディフーゾ」の理念と合致し、
私たちは東北初・世界最大級の規模でその国際認証も受けています。
観光客は、「地域に暮らすように滞在」し、蔵王の暮らしや風土に触れる体験が可能となっています。
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2. 「蔵王福祉の森構想」― 誰もが旅できる地域へ
私たちのまちづくりは、観光だけでなく「福祉」との融合も大切にしています。
ガイアグループが推進する「蔵王福祉の森構想」では、
• 障がい者・高齢者・難病の子どもと家族が滞在できるケア対応型ユニット
• 医療・看護・福祉と連携した安心の滞在支援
• 心の再生とつながりを重視した“リトリート型支援拠点”の創出
など、旅をあきらめていた人にこそ開かれた“ひらかれたリゾート”を目指しています。
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3. 地域経済を循環させる通貨と仕組み
2024年には蔵王山水苑エリアで地域通貨を導入し、
地域内でのお金の流れを創出。観光客や移住者が地域のお店を利用することで、
地元の商業や農業と観光がつながる新たな経済圏が生まれつつあります。
また、移住者支援や空き家の流通促進、地元住民との交流を深める仕掛けとしても機能しています。
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4. ニセコや白馬とは違う、“地域主導”の観光地域づくり
私たちの目指すものは、外資や投資主導のリゾート開発ではありません。
蔵王に暮らす人々とともに、資源を循環させながら、
観光・福祉・農業・環境が有機的に結びついた、まち全体がひとつのリゾートになるような、
そんな「共生の森」としての未来像を描いています。
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5. 蔵王の未来を、地域とともに
福祉と観光、空き家再生と農福連携、地域通貨とインバウンドの受け皿。
これらを統合したガイアグループの取り組みは、
“もう一つの蔵王”を描き、次世代へとつなぐ日本型リジェネラティブ・ツーリズムのモデルでもあります。
「旅をあきらめない」その小さな希望から、蔵王という地域全体の再生を。
私たちガイアグループは、これからもこの地で、持続可能なまちづくりを続けてまいります。
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【参考リンク】
• ガイアグループ公式ニュース一覧(地域通貨、福祉構想等)
• nippon.com 特集記事「白馬・ニセコ化する地方の風景」
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g02509/
• ガイアリゾート公式サイト(貸別荘・空き家再生事業)