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詳細「そしじ」の書に寄せて
本日、友人であり著名な書家の先生より、直筆の書がオフィスに届けられました。
その文字は「そしじ」。
普段は馴染みのない文字でありながら、どこか深いところで、昔から知っているような感じがしました。
「宗」「主」「神」という三つの漢字からなる造語であり、
人間としての存在意義、愛や感謝、そして調和を意味するこの言葉は、まさにガイアが目指してきた世界観と共通するものがあります。
「宗」— 根を知る
わたしたちは、どこから来たのか。
土地、歴史、家族、文化、そして自然。
それらを敬い、根を忘れない心は、地域づくりの出発点です。
「主」— 志を持つ
私たちは、地域を一方的に「活性化」するのではなく、
そこに暮らす人々とともに、何のためにこの地で生きるのかを問い続けてきました。
空き家も未利用別荘も、使われていないということは、まだ使命が果たされていないということ。
そこに光を当て、可能性を再起動させていくのが、私たちガイアの志です。
「神」— 感謝と調和
自然の力、地域の恵み、人とのご縁。
そのすべてに感謝し、共に生きる。
私たちが空き家再生に福祉や農業、観光を掛け合わせているのは、“機能”ではなく“いのち”をつなぎたいからです。
「そしじ」の“神”という文字に、私はその祈りのような精神性を感じています。
「そしじ」は、まちの未来をひらく羅針盤
ガイアグループでは、ガイアプランニング・ガイアディベロップメント・ガイアリゾート・ガイアフーズ・ガイアエステートという五つの専門事業部が連携し、空き家を活かした宿泊施設の整備や、農福連携、観光・福祉融合モデルの創出に取り組んでいます(詳細はこちら)。
それはまさに、そしじの精神を地域社会の中で具体化していく仕事であると、いま改めて感じています。
この「そしじ」という書が、私のもとに届いた今日。
偶然ではなく、今このときに必要な気づきだったのだと感じています。
私たちガイアは、これからも「そしじ」の心を道しるべに、
いのちを敬い、調和と感謝をもって、持続可能なまちづくりを続けてまいります。