NEWS
詳細ガイアの理念とミッション
ガイアは、ギリシャ神話の大地の女神「ガイア」を社名の由来とし、地球全体を一つの生命体と捉えるガイア理論に共感しています。この理論は、イギリスの科学者ジェームズ・ラブロックによって提唱され、微生物学者のリン・マーギュリスによって発展したもので、自然環境と生物が相互に作用し合いながら自己組織的に調和を保つ仕組みを説明するものです。生態系のように、異なる要素がつながり、関係性が深まることで新たな秩序が生まれる「創発性(エマージェンス)」の概念は、私たちが進めるまちづくりの根幹にも通じます。
土地と地域社会の再生を目指して
私たちは、不動産業を中心に、土地の再生と地域社会の活性化に取り組んでいます。高度経済成長の終焉とともに価値を失った土地や地域に対し、新たなまちづくりのムーブメントを興すことで付加価値を創出し、流通を促進し、本来の価値を取り戻すことを目指しています。
これは、社会課題の解決と不動産を有機的に結びつけ、土地や地域が単なる資産としてではなく、生きたシステムとして進化することを促すものです。ガイア理論が示すように、システムが複雑化し、相互作用が増すほど自己組織性と持続可能性を獲得しあたかも生命体のような性質を示すようになります。
また、私たちは人や社会、国家の営みを、生命体としての地球の生命活動の一環と捉えています。都市や地域が衰退することは、あたかも生命体が病を患うのと同じことです。しかし、環境に適応しながら進化していく生態系のように、地域もまた、そこに生きる人々の関わりによって自己組織的に再生し、新たな価値を創発していくことができます。
この理論を具現化するため、ガイアエステート、ガイアディベロップメント、ガイアリゾート、ガイアフーズ、ガイアプランニングなどの各セクションが連携し、異なる要素が結びつくことで創発的な価値を生み出すまちづくりを推進しています。これにより、地域の特性やニーズに応じた総合的なサービスを提供し、有機的に進化する持続可能な社会の実現に寄与しています。
【ガイアディベロップメントの別荘地再生事業-遊休資産の活用と地域活性化】
ガイアディベロップメントは、放置された別荘地や未活用のリゾート地を再生し、新たな価値を生み出すプロジェクトを推進しています。
- 別荘地の再生と活用
日本の高度経済成長期の終焉とともに、かつて開発された別荘地は空き家や倒壊した建物が増えるという負の連鎖が起きています。私たちは、そうした別荘地の移住促進、空き家の福祉施設活用、宿泊施設活用、防災時の避難所化など、多面的な観点からの活用に取り組み、住宅地に新たな価値と命を吹き込んでいます。
さらに、そこに働く人々の多様な働き方を支援し、別荘地内のメンテナンス、空き別荘の清掃・リフォーム、リネンサプライ事業などの雇用を創出。地域住民のみならず地域の福祉施設や障がい者雇用とも連携し、持続可能な経済モデルを構築しています。
- 地域資源の活用
活用されていない地域資源を農産物直売所や地元産食材を活用した飲食事業として再生し、地域経済の活性化にも貢献しています。
→ 参考リンク:ガイアディベロップメントの別荘地再生事業
【ガイアリゾート – 地域資源を活かした宿泊事業と観光促進】
ガイアリゾートでは、地域に点在する未利用の別荘や空き家を宿泊施設へと再生し、持続可能な観光振興を進めています。
- 空き家・遊休施設の活用
宮城県蔵王エリアをはじめとする県南地域で、長年放置されていた別荘や空き家を「宿泊施設」として再生。地域資源を活用しながら、観光客の受け入れ体制を整え、地元経済の循環を生み出しています。
- 持続可能な観光モデルの確立
イタリア発祥の地域活性化の考え方である「アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)」の理念を取り入れ、地域全体を宿泊施設と見立てることで観光と地域生活を融合。旅行者に対し、より深く地域文化を体験できる滞在スタイルを提供しています。
→ 参考リンク:ガイアリゾートの宿泊事業
【ガイアフーズ一医療福祉との連携・さかい珈琲の見守り事業】
私たちは、医療福祉分野との連携を強化し、地域社会の健康と福祉の向上に努めています。例えば、蔵王福祉の森構想の一環として、さかい珈琲蔵王山水苑前店と蔵王山水苑が連携し、独居高齢者向けの見守り・送迎モーニングサービスを開始しました。
この取り組みは、高齢者の孤食防止、社会的つながりの強化を目的としており、定期的な交流の場を提供することで、地域福祉の向上に貢献しています。
また、私たちは農業と福祉を結びつける「農福連携」の取り組みも推進しています。蔵王移住相談室との連携によって就農移住を促進、地域の障がい者や高齢者も農業に積極的に従事することによって農業人口を増やし、農業の担い手不足、耕作放棄地問題を解決し、農産物直売所の運営を通じて農家の所得向上に繋げ、そして地域の福祉施設の給食センターなどで地元産野菜を活用するなど、地域内の循環型経済を目指しています。
【ガイアエステート – 再生不動産の流通と地域活性化】
ガイアエステートは、ガイアディベロップメント、ガイアリゾート、ガイアフーズがガイアプランニングの企画のもと有機的に連携し、新たな価値を創出した不動産を適切に流通させる役割を担っています。
ガイアが取り組む別荘地の再生、遊休資産の活用、農福連携、地域資源を活かした観光振興などのプロジェクトは、単に土地や建物を再活用するだけではなく、それらを取り巻く地域全体の価値を向上させることを目的としています。ガイアエステートは、こうした取り組みによって生まれ変わった不動産を、適切な形で市場に流通させることで、持続可能なまちづくりを支えています。
特に、ガイアリゾートが推進する 「アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)」 の概念を取り入れた宿泊施設、ガイアディベロップメントによる 「福祉施設としての空き家活用」 や 「移住促進による定住支援」 の取り組みなど、再生不動産の販売だけでなく、その活用方法や地域への関わり方まで含めた提案を行っています。
また、地域の持続可能な発展を見据えたガイアの事業全体と連携し、
- 再生された不動産の売買を通じて地域の流動性を高める
- 移住希望者や企業向けに、活用可能な不動産を紹介
- 地域の事業者や自治体と連携し、不動産価値向上の支援を行う
といったアプローチで、土地や建物を「単なる資産」としてではなく「地域の価値創出の一部」として扱い、新たなライフスタイルやビジネスモデルの創出につなげています。
ガイアエステートは、不動産売買の枠を超え、地域の再生と持続可能な未来を見据えた「まちの循環システム」の一環として、不動産流通の新たな可能性を拓いていきます。
→ 参考リンク:ガイアエステートの不動産流通事業
【ガイアプランニング – まちづくりのプロデュースと他地域への展開】
ガイアプランニングは、ガイアの各事業を統括し、他地域への展開を推進します。
- 地域活性化プロジェクトの企画・実施
各地で成功したモデルを基に、他の地域にも展開。
- 持続可能なまちづくりの設計
企業・自治体・住民と連携し、長期的な地域活性化を支援。
- 農福連携のプロデュース
農業と福祉を組み合わせた事業モデルを全国に広げ、地域の雇用創出や社会的課題の解決を目指す。
- ガイアリゾートブランドのフランチャイズ展開
- ガイアディベロップメントプロジェクトの他地域への展開と実行
→ 参考リンク:PR TIMES - 農福連携の取り組み
⸻
持続可能な社会の実現へ
私たちガイアは、地域社会の自己組織性を高め、創発的な価値を生み出しながら、持続可能な発展と人々の生活の質の向上に貢献しています。
地域社会を単なる「管理される空間」ではなく「生命のように進化する場」として捉え、変化に適応しながら成長できる生命体としての地域社会のモデルを創る事が私たちの使命です。
株式会社ガイア
代表取締役社長 相澤国弘
→ 参考リンク:PR TIMES - 地域通貨導入
関連リンク
• ガイアリゾートの宿泊事業:ガイアリゾートオリジナルサイト
• ガイアディベロップメントの別荘地再生事業:農山漁村発イノベーション
• 農福連携の取り組み:PR TIMES - 農福連携
• さかい珈琲の見守り事業:PR TIMES - 地域通貨導入