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詳細地域を守る観光とアルベルゴ・ディフーゾを考える日伊シンポジウム
2025年9月26日、東京・イタリア文化会館にて「地域を守る観光とアルベルゴ・ディフーゾを考える日伊シンポジウム」が開催されます。本シンポジウムでは、イタリアで空き家率75%の山村を再生させた「セクスタンティオ」を運営するダニエーレ・キルグレン氏を迎え、地域再生と観光の未来について議論が行われます。
第1部では、キルグレン氏より「法律では守れないイタリアの文化遺産」と題した講演が予定され、地域の歴史や文化を守りながら持続可能な観光を実現するための取り組みが紹介されます。
第2部では、日本各地で農泊や観光まちづくりを推進するリーダーたちが登壇し、地域に根ざした観光のあり方やアルベルゴ・ディフーゾの可能性についてパネルディスカッションが行われます。
ガイアグループとアルベルゴ・ディフーゾ
ガイアグループは、宮城県蔵王町を拠点に 「蔵王福祉の森構想」 を推進し、観光・福祉・農業・教育を統合したまちづくりを実践しています。その中核にあるのが、地域全体を一つのホテルと見立てる「アルベルゴ・ディフーゾ」の理念です。
蔵王エリアにおいては、世界最大規模のオスピタリタ・ディフーザ認証地域として、地域の空き家を活用しながら宿泊・交流・体験を一体化させ、地域コミュニティの復活と観光振興を両立させています。
また、長崎県平戸市や岡山県矢掛町など全国の自治体とも連携し、アルベルゴ・ディフーゾの広域ネットワークを拡張。東北から九州へと日本を縦断する「交流回廊」を描き、持続可能な観光の未来を構築しようとしています。
結びに
今回のシンポジウムは、ガイアグループがこれまで取り組んできた 「地域を守る観光」 の方向性と重なります。空き家活用や地域文化の継承は、単なる観光施策ではなく、未来の暮らしを支える基盤です。
私たちは引き続き、アルベルゴ・ディフーゾの理念を実践しながら、地域資源を守り、世界へと開かれた新しい観光モデルを発信してまいります。
参考: