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詳細国内旅行消費、4~6月期で過去最高の6.8兆円!物価高騰を背景に伸び続ける旅のニーズ
観光庁が発表した2025年4〜6月期の国内旅行消費は、前年同期比6.2%増の6兆7,988億円となり、2010年以降の比較可能な期間で 過去最高 を記録しました。物価高が旅単価を押し上げ、消費は増加基調にあると言えます。
参考:観光経済新聞
消費の内訳と傾向
- 宿泊旅行:5兆2,916億円(前年同期比+4.3%)
- 日帰り旅行:1兆5,073億円(前年同期比+13.5%)
とくに日帰り旅行の伸びが大きく、手軽な旅行へのニーズの高まりが感じられます。
旅行単価の上昇
- 全体:1人1回あたり4万6,676円(前年同期比+5.8%)
- 宿泊旅行:7万2,186円(同+6.2%)
- 日帰り旅行:2万832円(同+10.7%)
特に日帰り旅行においては、物価高にもかかわらず利用回数や質を保ちつつ、支出単価が大幅に上昇しています。
ガイアグループとしての視点
① コストに見合った価値提供の強化
日帰り旅行の伸びは「手軽さ」と「価値の両立」が鍵です。ガイアグループでは、地元特産の食体験や短時間で楽しめるアクティビティなど、“コスパと満足を両立するプラン” の訴求を強めます。
② 宿泊プランの高付加価値化
既に高めの単価で安定している宿泊需要に応えるため、“地域体験パッケージ” や “おもてなし要素” を付加したプランを開発します。地元ガイドによる文化体験・地産地消の食事・ウェルネス要素などを盛り込み、ナイトエコノミーなど地域との連携にも注力します。
③ 市場トレンドとしてのインフレ対応
物価上昇が旅行単価の押し上げに作用している今だからこそ、“安心して旅行できるトータルサポート体制” を打ち出すことも重要です。価格変動に柔軟な料金体系やお得感のあるセットプラン、現地でのサポート体制を強調します。
④ 日帰り層の取り込み強化とクロスセル
日帰り旅行を目当てにする層を、“次は宿泊でも味わいたい” という流れに促す戦略も有効です。初回日帰り割引のクーポンや「次回宿泊で使える特典」などで、リピーター化と客単価のアップを図ります。
結び:ポジティブに捉えるべき今こそチャンス!
コロナ禍を経て旅行需要は回復傾向にあり、物価高という逆風にも関わらず消費額が最高値を記録したことは、旅行への強い欲求と持続するニーズを示しています。
ガイアグループとしては、価値訴求+高付加価値展開+安心感の提供を軸に市場の拡大を牽引するポジションを確立し、この好機に大きく羽ばたいていきます。