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2025.08.14

ラグジュアリーツーリズムと地域再生──観光の未来と、ガイアグループの挑戦

2025年、観光業界は大きな転換点を迎えています。コロナ禍を経て訪日外国人が回復する中、その消費は「量」から「質」へと確実にシフトしつつあります。

 

こうした潮流を象徴するニュースが、エイチ・アイ・エス(HIS)による「エクスペリサス株式会社」への出資です。

同社は、海外富裕層向けに日本各地の本物の文化体験を提供する企業であり、今後の観光産業における高付加価値化の象徴といえます。

 

🔗 観光経済新聞:HIS、海外富裕層向けに高付加価値な旅・体験を提供するエクスペリサス社に出資

 

 

 

 

ガイアグループが目指す「地域が主役のラグジュアリー体験」

 

 

ガイアグループが展開するリゾートやまちづくりも、まさにこの文脈の最前線にあります。

私たちが提供するのは、高級ホテルや豪華な設備ではなく、**“地域そのものがラグジュアリー”**であるという新しい視点です。

 

蔵王の自然、登米の歴史、仙台沿岸部の再生。

それぞれの地域で大切にされてきた生活文化や人々の営みに触れること。

これこそが、世界中の旅行者が求める「本質的な体験」であり、持続可能な観光の中核です。

 

私たちが展開する**「アルベルゴ・ディフーゾ」「オスピタリタ・ディフーザ」型地域づくり**は、宿泊と暮らし、観光と福祉、訪問者と地域住民を一体につなぎます。

 

この仕組みは、蔵王福祉の森構想の理念とともに、空き家の活用、福祉・医療との連携、農業支援、教育・防災などの分野にも広がりを見せています。

 

 

 

 

インバウンド戦略も、地域課題の解決と両輪で

 

 

私たちの施設には、年間5万人を超える訪日外国人が宿泊しています。

これは宮城県内でもきわめて特異な実績であり、都市集中型から地方分散型への大きな流れを牽引するポジションにあります。

 

しかし、ガイアグループの目的は単なる集客ではありません。

インバウンドをきっかけに、「地域の誇り」と「国際的評価」が循環し、持続可能な社会基盤として根づくこと。

それが、観光を通じた新しい公共のかたちだと考えています。

 

 

 

 

登米・仙台沿岸部との広域構想へ

 

 

私たちは現在、登米市「みやぎの明治村」エリアや、仙台新港・塩竈・多賀城・松島といった沿岸都市との連携を進めています。

それぞれの地域には、風土・歴史・文化が息づいており、リゾートや宿泊施設だけでなく、まち全体が観光のフィールドとなる可能性を秘めています。

 

こうした広域ネットワークを構築し、ガイアグループ型のまちづくりとして展開することで、日本全国、さらには世界の課題解決モデルとなることを目指します。

 

 

 

 

観光の未来は、「関係」の中にある

 

 

HISのような大手旅行会社が地域密着型の高付加価値事業に注目し始めた今、地方の現場にいる私たちこそが真価を問われる時代です。

ガイアグループは、地域の人々と共に生き、共に創り、世界に誇れる「まち」と「体験」をつくり続けてまいります。

 

 

 

【関連リンク】

観光経済新聞:HIS、エクスペリサス社に出資

ガイアグループ公式サイト

ガイアリゾート公式サイト