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詳細登米市の老舗「ヤマカノ醸造」様を訪問しました。
ガイアリゾート登米構想、年内始動へ
歴史と文化に息づくまち「みやぎの明治村」との出会い
2025年7月、ガイアグループ代表・相澤国弘は、登米市の老舗調味料メーカー ヤマカノ醸造株式会社 様を訪問いたしました。
同行したのは、ガイアエステート担当 専務取締役・宇田川敬之、ガイアリゾート担当 常務取締役・永倉弘子の両名。
今回の訪問は、登米市における空き家活用や地域づくりについて、同社代表・鈴木社長よりご相談をいただいたことがきっかけでした。
文化・歴史が息づく「みやぎの明治村」
私たちが訪れた登米(とよま)エリアは、「みやぎの明治村」として知られ、歴史的建築物や伝統が今なお色濃く残る町並みが魅力の地域です。
▶️ とよま振興公社
当日は、ヤマカノ様の醸造蔵や資料展示を見学し、地元の郷土料理「油麩丼」や「はっと汁」をいただいた後、登米の観光資源を巡る機会にも恵まれました。
中でも印象的だったのは、世界的建築家・隈研吾氏が設計した 伝統芸能伝承館 森舞台、そして登米が生んだ漫画界の巨匠・石ノ森章太郎の足跡を辿る以下の施設です。
こうした歴史と文化が融合する地域には、ガイアグループが推進する 「アルベルゴ・ディフーゾ(分散型宿泊モデル)」 の理想的な舞台が広がっていました。
ガイアリゾート登米、年内始動へ
当初の予定を超えて心動かされた今回の訪問。地域の魅力と鈴木社長の人柄に惹かれ、即断で「ガイアリゾート登米(仮称)」の構想がスタートしました。
この施設は単なる宿泊所ではなく、地域に眠る空き家を活用した分散型宿泊、そして地域文化・食・観光資源との接点を創出する地域共創拠点として展開していきます。
▶️ ガイアリゾート公式サイト
蔵王福祉の森構想と連動した未来構想
登米での取り組みは、現在ガイアグループが進めている 「蔵王福祉の森構想」 と連動し、福祉・観光・地域経済を融合させた包括的な地域づくりの一環でもあります。
- 高齢者も若者も共に過ごせる多世代共生型エリアの形成
- 空き家再生を活用した滞在・定住・起業支援
- 全国の協定地域(例:平戸市、矢掛町)とのアルベルゴ・ディフーゾ広域連携の拠点化
これらの取り組みを通じて、「持続可能な地域社会」 の実現を目指し、登米という地域の価値を全国・世界へ発信していきます。
ご縁に心から感謝して
午後には蔵王に戻りましたが、登米で過ごした時間の余韻は深く、確かな手応えを感じています。
この出会いをきっかけに、新たな交流人口と関係人口を生み出し、登米の未来に少しでも貢献できるよう、ガイアグループは全力を尽くしてまいります。
登米のもうひとつの魅力——食文化と水運の記憶
登米はかつて北上川の舟運で栄えた町であり、今もその名残が色濃く残されています。
町には、明治八年創業の老舗鰻屋 東海亭 や、地元で高い評価を誇る うなぎ割烹 清川 など、歴史と味が調和する名店が軒を連ねています。
こうした食文化も、今後の地域連携や観光振興の重要な柱となっていくでしょう。