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詳細宮城県、観光客数が過去最多に――ガイアリゾートもインバウンド受け入れで最高実績を記録
2024年、宮城県における観光の動きは過去に例を見ない好調ぶりを示しました。県の発表によると、延べ観光客数は7051万人を超え、前年から約227万人の増加を記録。新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越え、着実に回復を遂げた観光業界にとって、明るいニュースとなりました。
特に注目すべきは、外国人宿泊者数が過去最高の73万人泊に達したことです。これは訪日外国人の数が着実に増加し、インバウンド需要が宮城県全体の観光をけん引していることを物語っています。
一方、私たちガイアグループが運営する「ガイアリゾート」でも、この流れに呼応するように、2024年の延べ宿泊者数が8万人を突破。うち外国人宿泊者数は約4.8万人と、インバウンド比率が非常に高く、過去最高の水準を記録しました。
この数値は、ガイアリゾートが世界初のオスピタリタ・ディフーザ正式認証を取得し、持続可能な観光と地域共生を両立する宿泊モデルとして国際的にも評価された成果の表れでもあります。分散型宿泊施設であるアルベルゴ・ディフーゾの理念に基づき、空き家や未活用の建物を活用した滞在型の観光体験が、特に欧州圏や台湾、アジア圏の訪日客から大きな関心を集めてきました。
つまり、宮城県全体としては「訪問数の拡大」によって観光経済が活性化し、ガイアリゾートでは「滞在の質と地域との共生」によって持続可能な観光の価値が実現されているのです。
宮城県の観光動向とガイアリゾートの成果は、互いに補完しあいながら次の時代の観光のあり方を示していると言えるでしょう。
結びに:これからの観光は「数」から「質と共生」へ
大量集客型から地域密着型・体験型・共生型へのシフトが、世界的な観光潮流として進行しています。宮城県が観光地として確かな存在感を発揮している今こそ、私たち一人ひとりが「訪れるだけでなく、地域の一部になる」観光のかたちを選択できる時代です。
ガイアリゾートはこれからも、空き家の再生、福祉との連携、農村資源の活用といった複合的なまちづくりと観光を統合し、地域とともに未来を描いてまいります。
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