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詳細国内旅行市場が伸び悩む中、ガイアリゾートは地域価値創造型観光の未来を切り拓く
観光庁が発表した主要旅行業43社の2024年度総取扱額は、前年度比+1.0%の約3.7兆円にとどまりました。これはコロナ禍からの回復が一段落し、国内・海外・訪日いずれの市場も2019年度比ではいまだに下回っていることを意味しています。特に国内旅行は1.5%減と微減で、各社が新たな戦略を模索している現状が浮き彫りになりました。
こうした中、ガイアリゾートは「地域に根ざした分散型観光モデル」であるアルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)およびその進化型・オスピタリタ・ディフーザ(Ospitalità Diffusa)の理念を実践し、まち全体を一つのホテルと見立てる滞在体験の価値創造によって、他社と一線を画す成長を遂げています。
■ 国際認証取得で世界が注目:アルベルゴ・ディフーゾ × ガイアリゾート
2025年、蔵王山水苑に展開するガイアリゾート蔵王山水苑が、世界初の「オスピタリタ・ディフーザ」正式認証を取得。これは、アルベルゴ・ディフーゾの創始者ジャンカルロ・ダッラーラ氏が定義した新たな国際認証制度であり、地域ぐるみで宿泊・観光・文化体験を連携して提供するモデルです。
蔵王では約60棟の分散型宿泊施設が地域と調和する形で展開され、年間約5万人の訪日外国人宿泊者数を記録。観光の“量”ではなく“質”を重視する時代において、地域共生と持続可能性を両立する先進的な観光モデルとして、ヨーロッパを中心に国際的な注目を集めています。
■ 地域イベントで交流人口を創出:「蔵王ふれあいマルシェ」の開催
また、2024年からは「さかい珈琲 蔵王山水苑前店」にて毎月開催されている**『蔵王ふれあいマルシェ』**も話題に。地元農産物やクラフト作品の販売、ポニーふれあい体験など、子どもから高齢者までが楽しめる地域参加型イベントとして、地域住民・観光客双方から支持を集めています。
このマルシェは単なる集客イベントではなく、ガイアリゾートが推進する**「蔵王福祉の森構想」**および「関係人口創出」戦略の一環。交流と役割のある暮らしが結びついた“地域ぐるみの観光”を体現しています。
■ 持続可能な観光の未来は「まちの価値を活かす」ことから
観光市場が横ばいのなか、**“モノ”より“コト”、“観光”より“共感”**が求められる時代。ガイアリゾートは、空き家・別荘の再生と地域資源の統合活用を通じて、まち全体を「宿」にし、「暮らし」に触れる旅を創出しています。
これは、消費ではなく共生をベースにした観光モデルであり、ガイアリゾートが「蔵王から世界へ」と掲げる理念の象徴とも言えるでしょう。
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