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詳細過去最高来訪と国際認証で飛躍するガイアリゾート蔵王山水苑
ヨーロッパからの誘客が加速、地方発・世界基準の観光モデルが全国へ拡大中
国内旅行市場の縮小が懸念される中、宮城県蔵王エリアに拠点を構えるガイアグループの中核ブランド「ガイアリゾート蔵王山水苑」が、2024年度に過去最高の宿泊者数を記録しました。
とくにヨーロッパ(フランス・ドイツ・イタリア・オランダなど)からの宿泊者が全体の30%以上を占めるなど、地域密着型でありながら国際的な観光拠点として急成長を遂げています。
世界初・最大規模の「オスピタリタ・ディフーザ」正式認証
2025年5月、ガイアリゾート蔵王山水苑は、イタリア発祥の分散型宿泊モデル「アルベルゴ・ディフーゾ」の進化形である「オスピタリタ・ディフーザ」において、世界初の正式認証地域かつ世界最大規模のモデルとして認定を受けました。
この認証は、複数の施設・事業者が連携し、まち全体を“ホテル”として機能させる革新的な観光システム。ガイアリゾートはこの枠組みを蔵王で実証し、地域と観光の共生を実現しました。
全国へと広がる「ガイアリゾートモデル」
ガイアグループでは現在、ガイアリゾートブランドを蔵王以外の地域へも積極的に展開しています。すでに宮城県村田町では「ガイアリゾート村田 蔵の街」プロジェクトが始動し、その他の地域でも空き家活用・福祉連携・エコツーリズムを組み合わせた地域共生型の観光拠点が続々と計画されています。
この「地域資源の再編集」と「国際認証による信頼構築」を軸に、日本各地に分散する“地方の宝”を世界基準で再価値化することが、ガイアの描く次なる戦略です。
「蔵王福祉の森構想」に支えられた持続可能な観光と暮らし
観光事業を「経済」だけでなく「社会」や「福祉」と融合させる構想として、ガイアグループが推進するのが「蔵王福祉の森構想」です。これは観光の利益を地域全体の安心・共生へとつなぐためのモデルであり、主に以下の要素から構成されます。
- 空き家再生 × 宿泊施設化(アルベルゴ・ディフーゾ型)
- 農福連携による高齢者・障がい者の就労支援
- 移住支援・子ども食堂・見守りサービスの一体化
- 自然教育・水資源・森林資源を活用したサステナブルツーリズム
この構想の中心に位置づけられたガイアリゾート蔵王山水苑は、すでに世界に認められた観光×福祉×地域の統合モデルとして、その成果を実証しつつあります。
【業界トピック】HIS中間決算も増益、旅行需要の回復が業界全体に波及
大手旅行会社HISが発表した2025年10月期中間決算によると、以下のような増収増益が見られ、旅行需要の回復が本格化しています:
- 売上高:1,813億円(前年同期比+12.7%)
- 営業利益:67億円
- 純利益:37億円
特に訪日旅行部門が好調で、単月売上が2か月連続で過去最高を記録。法人向け視察旅行や教育旅行、ホテル事業の拡充も功を奏し、堅実な回復基調を示しました。
このように、業界全体としてもコロナ禍を乗り越えた再成長期に入りつつあるなか、ガイアグループのような地域発・国際連携型のブランド展開が、持続可能な成長の次なる軸として注目されています。
「地方こそ世界の入り口」:ガイアグループの挑戦
大手旅行会社が再び世界を舞台に活躍する一方で、ガイアグループは「地方にこそ世界とつながる力がある」という信念のもと、蔵王から始まった共生型観光モデルを全国へ展開しようとしています。
国際認証 × 地域資源 × 社会課題の解決という三位一体のアプローチにより、ガイアグループは単なる観光ブランドにとどまらず、地方創生と持続可能な未来を切り拓くフロントランナーとして、その歩みを着実に広げています。
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