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2025.06.14

宮城県 梅雨入り──雨とともに育つガイアファームの棚田

本日、宮城県は梅雨入りを迎えました。しっとりとした空気に包まれるなか、丸森町耕野に広がる「棚田ガイアファーム」では、稲が変わらず順調に育っています。

 

雨が土を潤し、田んぼに流れ込む水が棚田全体にやさしく広がる風景は、まさにこの季節ならではの静かな美しさです。青空の下とはまた違った、命の確かさを感じさせてくれる瞬間が広がっています。

 

 

梅雨の恵みは、棚田の恵み

 

 

雨の季節は、農業にとって大切な水を田んぼに送り込んでくれる恵みの時期でもあります。ガイアファームでは、水管理に細心の注意を払いながら、稲が元気に育つ環境を保っています。

 

水を湛えた田んぼには、オタマジャクシやヤゴなどの生きものが息づき、雨のしずくが重なる水面には森と空の風景が揺らめきます。稲の根はしっかりと張り、緑の葉は日々力強く伸びてきています。

 

この梅雨の雨も、稲にとっては成長の糧。静かに降る雨は、やがておいしい米へと変わる“命の水”なのです。

 

 

稲がつなぐ、まちと人と未来

 

 

この棚田で育った「ガイア米」は、さかい珈琲蔵王山水苑前店や直売所「蔵王夢づくり」を通して、多くの人々の食卓へ届けられます。生産者の顔が見える安全・安心な食を届けると同時に、地域の観光や福祉とも深くつながる取り組みが進んでいます。

 

また、ガイアファームは、ガイアグループが推進する「蔵王福祉の森構想」や「アルベルゴ・ディフーゾ」と連携し、持続可能な地域社会の一端を担う拠点でもあります。

 

歴史の風が残る丸森町耕野の棚田から、いのちと物語がいまも紡がれ続けているのです。

 

 

 

 

雨のち、実りへ

 

 

梅雨の空の下で静かに育つ稲。

その一株一株が、私たちの未来の食と暮らしを支えています。

 

これからもガイアファームの棚田の季節の移ろいを、皆さまとともに見つめていければと思います。

 

 

 

 

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