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詳細雨の「ガイアの森」に行ってみました。
一日中雨に包まれた蔵王。ガイアの森では、守り神の巨木エントが見守る中、数多くの植物たちがいました。
破れ傘は、その大きな葉を広げ、雨粒を受け止めながら輝いていました。破れ傘を広げたような姿は妖怪の唐傘お化け👻のようです。
延齢草は、三つの大きな葉が三角形を創り、その中央に三角の花が咲いています。
矢車草は、大きな風車のような葉が雨に濡れ、群生する優美な姿をしています。その一方で遠野物語に出てくる河童の頭のような形が、独特の存在感を放っています。
クマガイソウはすでに花の時期を終えましたが、葉は元気に広がり、次のシーズンへのエネルギーを蓄えています。森の地表を緑で覆い、生命のサイクルを感じさせてくれます。
シラネアオイも花が既に終わりを迎えましたが、鮮やかな緑の葉が力強く広がり花の時期が過ぎてもその葉はなおも輝き、来年の開花を期待させてくれます。
イカリソウも同様に花を終え、その独特な葉が鮮やかな緑で満ちています。雨に濡れた葉は光を反射し、森の中でしなやかに揺れています。
そして、ミツバウツギの小さな花々が可憐に咲き誇り、森の中に点在する白いアクセントとして印象的です。ミツバウツギの新芽は🌱美味しく食べられる植物です。雨粒に揺れる白い花は自然の美しさを象徴しています。
雨の日のガイアの森は、しっとりとした空気に包まれ、植物たちが一層生き生きとした姿を見せてくれました。エントが見守る中、この千年の森プロジェクトは、季節ごとの命の移ろいを私たちに教えてくれています。
千年の森を創るプロジェクトについて
ガイアの森は、蔵王の豊かな自然を未来に引き継ぐため、「千年の森を創るプロジェクト」として守り育てられています。このプロジェクトは、地域の生態系を保全し、多様な植物が共存し続ける森を次世代に残すことを目指しています。
雨の日も晴れの日も、この森は静かに、しかし確かに命を育み続けています。エントのような古木が見守り、新たな命が芽吹き、季節ごとにその表情を変えていきます。
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