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詳細ガイアファーム・田植えの季節がやってきた棚田の恵みとまちづくり
ガイアフーズの運営する棚田ガイアファームでは、今年も田植え準備が着々と進んでいます。春の雨と雪解け水を受けて棚田には順調に水が張られ、田植えに備えた「代掻き(しろかき)」の作業が進行中です。
水の流れが育むいのち──カワゲラの幼虫
棚田に水を引く水路で見つけたのはカワゲラの幼虫。清らかでミネラル豊かな水環境にしか生息できないこの小さな生き物は、ガイアファームの環境の豊かさと健やかさを象徴しています。
ガイアファームでは、自然の循環と多様性を守ることを重視し、環境保全型農業を実践しています。育まれる「ガイア米」は、ただの食料ではなく、大地と水、生き物たちとの共生から生まれる“恵み”そのものです。
「食」がつなぐ、人とまち
このガイア米は、ガイアフーズが運営する「さかい珈琲 蔵王山水苑前店」や「農産物直売所 蔵王夢づくり」を通じて、地域の人々や訪れるお客様へと届けられます。棚田の稲が芽吹き、実り、炊き上がり、食卓にのぼるまでのすべての工程が、ガイアグループのまちづくりにおいて“つながり”の物語となっています。
さかい珈琲では、単なる飲食サービスにとどまらず、地域の見守りや観光案内、ガイアリゾートのチェックイン機能も担うなど、「地域の食と暮らしのハブ」として重要な役割を果たしています。
棚田から始まるまちづくり──蔵王福祉の森構想とアルベルゴ・ディフーゾ
ガイアファームの取り組みは、ガイアグループが推進する「蔵王福祉の森構想」と密接に関わっています。この構想は、高齢者や障がいのある方、子育て世代など誰もが役割をもって安心して暮らせる地域社会を目指すものです。
さらに、蔵王山水苑やエコーランドを拠点とする分散型宿泊(アルベルゴ・ディフーゾ)の展開と結びつき、農業体験やエコツーリズムを通じた交流・学び・癒しの場づくりが進んでいます。棚田はその舞台装置であり、同時に地域の精神的な支柱でもあるのです。
大地とつながり、地域と生きる
棚田に水が入り、空を映すその姿はまるで日本の原風景。
棚田は、豊かな自然と人の手、そして未来への希望が重なっています。
今年も、ガイアファームの棚田から、多くの恵みとつながりが育まれていきます。
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